· 

秋の味覚と言えばこれ!「はらこめし」

 宮城県の海岸線は、岩手県と接する気仙沼市から、福島県と接する亘理郡山元町まで、総延長が約830kmにも及びます。

 東日本大震災の報道では、リアス式海岸のため特に津波の被害が大きかった気仙沼市、南三陸町、石巻市などの三陸沿岸にスポットが当たりがちで、海岸線がなだらかな仙台市より南の岩沼市や亘理郡(亘理町、山元町)などは、あまり伝えられませんでした。

 しかしこれらの地域でも1,000人以上の方が亡くなっており、多くの方が生活再建に向けて頑張っておられます。

 

 今回は、亘理郡亘理町が発祥で、今や宮城の秋の味覚の代名詞ともなった「はらこめし」についてご紹介します。

 「はらこめし」は、秋鮭をしょうゆや日本酒などの割り下でふっくらと煮て、その煮汁で炊き上げたご飯の上に、鮭の身と煮汁にさっと通したツヤツヤのはらこ(イクラ)をたっぷりと乗せていただく郷土料理です。

 この時期宮城県内のスーパーでは、「秋鮭の切り身」とバラバラにする前の「腹子(はらこ)」が売られており、それぞれのレシピで「はらこめし」を作る家庭も多いです。

 

 亘理町では11月末まで、参加店で“はらこめし”を注文すると抽選で賞品が当たるはらこめしスタンプラリー」が開催されております。

 石巻市内でも食べられる店はあると思いますが、ぜひ時間に余裕がある方は亘理町に立ち寄って、各店自慢の「はらこめし」を召し上がってみてください! 

 亘理町観光協会「はらこめしスタンプラリー」