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がんばろう!石巻

 トップページの画像に映っている「がんばろう!石巻」の看板。今の看板は2代目で、平成28年に製作されたものです。

 初代「がんばろう!石巻」看板は、震災から二週間くらい経ったころ、「がんばろう!石巻の会」の創設メンバーが、「津波に負けたくない」、「地域の方を励ましたい」との思いから、流されてきた木材などで製作を始め、発災1カ月となる平成23年4月11日に完成したのだそうです。

 

 東日本大震災の津波により1,800世帯の住宅街が流出してしまった南浜・門脇エリア。震災遺構として整備することになっている「石巻市立門脇小学校」は、6mを超える津波が押し寄せ、流されてきた多数の自動車から漏れ出したガソリンが引火して校舎は炎に包まれました。津波と余震のために消火活動は出来ず、火災は3日間にも及びました。(在校していた児童は裏山に避難し全員無事であったが、既に下校していた児童のうち7名が死亡)

 

 津波の水は引いたものの、手付かずのガレキの山の中に現れた「がんばろう!石巻」の文字に勇気づけられた方も多かったのでしょう。看板の周辺は「復興のシンボル」として徐々に整備され、多くの方が追悼に訪れる場所にもなりました。

 この地区は、現在災害危険区域に指定されており、「石巻南浜津波復興祈念公園」の建設が予定されております。

 がんばろう!石巻の会